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未来に思いを馳せる
トリノ市はテッラ・マードレによって、再び国際的に注目を浴びることになるでしょう。それは数字によっても明らかです。130カ国からやってくる、あらゆる職種の5000人もの人々が、1つの大きな食コミュニティを代表するために参加することになります。61の「地球のワークショップ」が予定され、食品の生産者、食分野に従事する人々はそこで出会い地球全体を巻き込むような重要テーマについて話し合います。
私たちが望んでいる、またその実現可能性を信じて疑わない、未来のあるべき姿について、熟考する機会になるでしょう。それは私たちが普段食べているもののクオリティに、私たちを取り囲む環境に、生産の方法に、特別な注意を払う未来です。
ですからここでは、生物多様性を尊重することについて、地球のバランスを守ることについて、資源について、すべての人に公正な労働条件のありかたについて、話し合うことになるでしょう。
トリノ市は、莫大な資金協力とオーガナイズ上の援助をもって、テッラ・マードレ計画を指示することに決定しました。持続性のある未来について考えるために考案された、革新的、勇気あるイベントです。この第1回大会ですでに広範囲で高いレベルを実現することに成功しています。
この開催期間中には、イタリアのみならず海外でも定評を得ている、サローネ・デル・グストも開催されますが、古い知識と新しい知識との出会いは、環境持続型という新しい発展のありかたと、あらゆる民族のアイデンティティ表現を、尊重・保護することを保証するものになると私は確信しています。
セルジョ・キアンパリーノ
トリノ市長
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